第 52 回

「カードローン依存症」にならないための4つの対策

町田 萌

カードローン依存症」にならないための4つの対策

必要なときにすぐに借入ができる便利なカードローンですが、依存して無計画に利用すると、人生に影響を及ぼすトラブルに発展する可能性も少なくはありません。
今回は、カードローンに依存しないよう、かしこい使い方と有効な対策法を紹介します。

カードローン利用前には「本当に必要なお金かどうか」を考える

カードローンの利用を考えたとき、借入の理由を明確にしておくことが大切です。
「欲しい物を手に入れたいから」「見栄を張りたいから」などの理由ではありませんか?
一度冷静になって、本当にこのお金は必要なのかをよく考えてみましょう。

カードローン利用中には「カードを持ち歩かない」

銀行カードやローンカードは、なるべく持ち歩かないように心がけましょう。
カードローン利用中は、銀行やコンビニのATMから手軽に借入ができますが、カードが手元になければ利用できません。
単純な方法ですが、大きな抑止力となるでしょう。

カードローンを完済したら「解約」をする

カードローンを完済したら、すぐに解約して物理的に借入ができない状況にしましょう。
完済しても解約せずにいると、契約は更新され新たな借入ができる状態が維持されます。
必要のない借入を繰り返さないためにも、解約は不可欠です。

解約をためらうなら制度活用を!

解約をしたくても、解約に踏み切れないこともあるでしょう。そのようなときの有効手段として、以下のような制度を活用してみましょう。

貸付自粛制度を利用しよう

日本貸金業協会が行っている「貸付自粛制度」は、利用者の無理な借入を防ぐ制度です。
利用者本人より利用申請があると、信用情報機関に「貸付自粛制度」利用の情報が登録され、貸金業者は5年間申請者への貸付が行えなくなります。
依存症に悩む人、依存症への不安がある人には有効な手段といえるでしょう。

総量規制について知っておこう

総量規制とは、貸金業法によって定めらた規制で、他社を含めた借入残高が年収の3分の1を超える借入れはできないことになっています。
銀行カードローンは、銀行法が適用され総量規制の対象外ですが、近年過剰な貸付を行わないよう自主的に制限を掛ける傾向にあります。

上手に借入をするためには総量規制と、自分が借りられる上限額について知っておくことも有効な手段となるでしょう。

返済が苦しくなる前に相談しよう

この先の返済に少しでも不安を感じたときは、返済が滞る前に早めに借入先に相談しましょう。
月々の返済額の見直しや、今後の返済計画について検討してもらえるケースもあります。

まとめ

依存症にならないためには、本当に必要なお金かどうかの取捨選択が重要です。
依存症への不安を持っている人は、使い方に対する意識を変えること、お金にまつわる知識を得ること、の2つが有効な対策となるでしょう。

執筆者 町田 萌 (まちた・もえ)
代表取締役・ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学在学時よりFPを志し、外資系損害保険会社、eラーニング専門企業に勤務。卒業後、税理士法人勤務を経て、外資系生命保険会社出身の専務とともにFP事務所を開業。2018年4月に法人化し、FPサテライト株式会社を設立、代表取締役に就任する。
現在は、相談業務、Webメディアの執筆、セミナー講師等、幅広く活動を行なっている。また、税理士法人勤務の経験から、中小企業向けの経理業務支援なども行っている。
金融商品を取り扱わず、お客様の立場に立った中立な相談、幅広い分野からの問題解決をモットーとしている。

監修者 安藤 純子 (あんどう・じゅんこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

不動産管理会社勤務をきっかけに、損害保険業務に携わる。
FPサテライト代表・町田の保険に対する考え方やFPの社会的向上への熱意に共感し、バックオフィスのサポートに入る。
主婦目線から、お客様の素朴な疑問にわかりやすくお答えすることを第一に活動している。

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