毎月の収入が減ったり、予定外に多額の出費があったりすると、カードローンの返済が大変になりますよね。場合によっては返済遅延の可能性も出てくるかと思います。
今回は、返済遅延で発生するリスクと、実際に遅延した場合の対策について解説します。
返済遅延で発生するリスク
カードローンの返済が遅延すると、カードローン会社から支払い督促を受けるのに加え、個人の信用情報にも「事故記録」として記録され、以降のローン申し込みや利用に制限がかかる場合があります。
カードローン返済遅延から強制執行までの流れ
カードローンの返済が遅延すると、まずは電話やメール、郵便物による案内が来るケースが多いようです。
数回に渡って送られるその案内を無視して延滞を続けていると、今度はカードローン会社から督促状が送られてきます。
督促状を受け取っても何も対応をしない場合、今度は裁判所からの督促や強制執行がなされ、財産や給料の差し押さえまでに発展する可能性があります。
このように返済の遅延によるリスクは大きく、個人の信用情報にも登録されその後の生活で制限や不便さが生じます。
返済が遅延しそうな場合の対策
遅延のリスクについて分かっていても、どうしても返済が遅延してしまいそうな場合はどのように対応したらいいのでしょうか。
返済遅延が分かった時点で行うべき対応は、以下の2つになります。
1.借入先に連絡をする
遅延する確率が高い場合は、まずは借入先にその旨を連絡しましょう。現在の状況と、いつなら返済可能かについてきちんと情報共有をして、どのように対応すればよいか相談してください。
2.返せる金額だけ、先に返済する
本来の返済金額満額でなくとも、返済できる金額だけでも払うことが大切です。借入先に返済の意思があることを証明できますし、遅延損害金を減らすこともできます。
実際に返済が遅延した場合の対策
遅延した場合、損害遅延金が発生したり信用情報に遅延情報が登録されたりします。状況によっては借入金の全額一括返済を求められる場合もあります。
そのような事態を避けるために、以下のような対応をとりましょう。
1. 借入先に連絡をする
まず、借入先に電話連絡をします。早めに連絡し相談することで、返済を翌月にまとめて支払うように変更する、などの対応をとってもらえる可能性があります。
2.返済計画の見直し
借入先と相談しながら、日常生活の収支の改善と返済計画を見直しましょう。
3.債務整理を検討する
返済が不可能だと判断した場合は、債務整理という方法があります。弁護士や司法書士がメリット・デメリットを含め相談にのってくれます。解決策が見いだせず悩んでいる場合は、早めに相談しましょう。
返済が難しいと分かったら早めに対策しよう!
うっかり1日でも返済が遅れてしまうと、遅延になってゆくゆくは大きなリスクを背負うことになります。お金を借りる時にまずは返済計画を立てて、返済途中でも定期的に自分の収支と照らし合わせて計画を立て直しましょう。
監修日2023年1月30日