第 14 回

おまとめローンで返済額は減らせる?おまとめローンの条件4社比較

広瀬 真由子

おまとめローンで返済額は減らせる?おまとめローンの条件4社比較

ローンの返済でお困りの方、「おまとめローン」をご存じでしょうか?
今利用されているローン会社が2社以上の場合、返済額の減額できるかもしれません。

おまとめローンを利用すると、本当に返済額を減らすことができるのでしょうか。

おまとめローンの条件比較

各社のおまとめローンの条件をまとめてみました。

  A社(消費者金融) B社(銀行系) C社(銀行系) D社(消費者金融)
おまとめ融資
限度額
300万円まで 1000万円まで 1000万円まで 300万円まで
金利 6.3~17.8% 12.5% 1.5~14.6%
(変動金利)
7.7~18.0%
期間 最長10年
(1~120回払い)
10年 最長10年 最長13年7ヶ月
(2~162回)
年齢 20~65歳以下 20~65歳未満 20歳~69歳以下 20歳以上
身分や収入 本人の安定収入がある方、主婦・学生もパート、アルバイトによる安定収入があれば可

・前年度の税込年収200万円以上

・正社員、契約社員、派遣社員の方。自営業、主婦、パート、アルバイトの方は申込み不可

・安定収入のある方およびその配偶者。派遣社員、契約社員、アルバイトも可、学生不可
・年金も年収に含む
安定した収入と返済能力のある方
その他     地域限定  

上記の通り、各社の融資額、金利、申込み条件がかなり異なります。

本当に減額できる?

例えば、「3社から総額200万を借りて毎月4万2,000円を返済」していたとします。
B社では、金利は一律12.5%、120回払いで200万円の借入れをすると、毎月の返済額が2万9,275円となります。つまり毎月1万2,725円の減額になります。

しかし、A社で「200万円借入れ、60回払いで返済」とした場合、金利は15%となり、毎月の返済額は4万8,000円となります。つまり6,000円の増額となるのです。

このように、ご自身の申込み条件に合う会社を何社か比較して、返済期間と返済額のバランスが良いおまとめローンに借り換えできたら、今後の返済が少なくなり、より楽しい生活を送れるかもしれません。
この機会にご自身のローンとおまとめローンの比較をしてみるのはいかがでしょうか。

おまとめローンのメリット・デメリット

ちなみに、おまとめローンは返済することが目的なので追加の借入はできません。
追加できないことで早期返済に繋がります。また、返済日が一本化されることで、お金の管理がしやすくなります。

一方で、契約時の返済額は返済が終わるまで変わりません。1つの返済がもう少しで終わる場合、その返済を終えたほうが、その後の支払い金額が少なくなることもあります。

また、金利が低くなったからといって一概に総返済額が減るとは限りません。金利が低くても返済期間が長くなる事によって、総返済額が高くなることもあるのです。

まとめ

おまとめローンは、ケースによってメリットもあれば、デメリットの方が大きくなることもあります。利用する前に必ずシミュレーションをして、比較検討しましょう。

その他返済等でお悩みの方は、日本賃貸業協会の「賃金業相談/紛争解決センター」という問い合わせ先もありますので、一人で悩まずにまずは相談してみましょう。

執筆者 広瀬 真由子 (ひろせ・まゆこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学卒業後、不動産管理会社に12年間勤務。収益物件の売買・新規受託や賃貸業務等の営業アシストをするなかで、宅建士とFP2級を取得。FP取得後、ゴールド、株、投資信託、個人年金保険等のお金の運用を経験。現在は子育てをしながら、中立な立場のFPをより広く認知してもらえるように活動している。

監修者 町田 萌 (まちた・もえ)
代表取締役・ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学在学時よりFPを志し、外資系損害保険会社、eラーニング専門企業に勤務。卒業後、税理士法人勤務を経て、外資系生命保険会社出身の専務とともにFP事務所を開業。2018年4月に法人化し、FPサテライト株式会社を設立、代表取締役に就任する。
現在は、相談業務、Webメディアの執筆、セミナー講師等、幅広く活動を行なっている。また、税理士法人勤務の経験から、中小企業向けの経理業務支援なども行っている。
金融商品を取り扱わず、お客様の立場に立った中立な相談、幅広い分野からの問題解決をモットーとしている。

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