グローバル化が進み、自国以外の国で留学生として学生生活を送る人は年々増えています。
留学生活を続けている中で、急な支出に見舞われることもあると思いますが、留学生の場合通常の学生とは異なり、アルバイトなどができず資金調達に苦労することがあります。
今回は、そんな場合にカードローンが利用できるのか、海外から日本に来る外国人留学生と、日本から海外に行く日本人留学生、それぞれのケースついてご紹介します。
外国人留学生の場合
海外から日本に来る外国人留学生がカードローンを利用する場合、当然金融機関による審査が行われます。。
しかし、外国人留学生のカードローンの審査基準は、日本国籍を持つ申込者の審査基準とはいくつかの項目で異なっています。
永住権の有無
留学生に限らず外国人が借り入れを行う場合は、最低限の申込み基準(20才以上であること、安定した収入があること、など)を満たしていることに加え、日本への長期滞在資格を有していることが必要となります。
銀行系カードローンの場合は、永住権のない外国人に対する貸付を行っていないところがほとんどのため、外国人がカードローンを申請する際には、永住権を保有していることが前提になります。
消費者金融であれば、基本的に永住権を所有していない外国人であっても、在留カード、特別永住者証明書、運転免許証を提示して審査に通ればローンの貸付を行っています。
逆に在留カードや特別永住者証明書がない場合には、どこのカードローンも受け付けてもらえないということになります。
日本人留学生の場合
日本から海外へ行く日本人留学生でも、カードローンを利用できる可能性があります。
ただし、申請者本人の返済能力を重要視するため安定した収入があることが前提となります。安定した収入がある場合、融資限度額内で希望の利用額を設定することができます。
安定した収入(アルバイト・パート含む)のある大学生や社会人留学生であれば、留学のために休職や退職をする前にカードローンの申請を行うことで、融資が受けられる可能性があります。
ただし、留学中であっても返済が一時的に停止されるわけではありません。返済が滞ればカードローン会社からの督促が行われ、信用情報に金融事故の記録が残されます。
収入がなくなる留学中であっても返済ができるよう、きちんとした計画を立ててから借入れを行うようにしましょう。
まとめ
外国人留学生であっても、安定した収入と在留カードや特別永住者証明書などの長期滞在を証明する書類があれば、消費者金融からの借入れが可能です。
また、海外に留学する日本人の場合は、留学前に申し込みを行って審査に通れば借入れをすることが可能です。
しかし、どちらの場合でも留学中の収入の有無に関係なく、返済遅延や滞納が生じればカードローン会社からの督促が行われ、信用情報に金融事故の記録が残されますので十分注意しましょう。