第 42 回

これだけは知っておこう!返済から考えるカードローンの比較ポイント

三上 諒子

これだけは知っておこう!返済から考えるカードローンの比較ポイント

カードローンを提供する金融機関は主に、銀行系、信販系、消費者金融に大別されます。
どの金融機関でもあってもカードローンを申し込んで審査に通れば、お金を借りることができます。

しかし、借りたお金は責任を持って返済していかなければなりません。
今回は、返済のことを考慮しながら申し込み時に注意すべきポイントをご紹介します。

返済額

返済額には、毎月返済のために支払うお金の他に、完済までに支払う総返済額の2つがあります。

総返済額は、カードローン申し込み時に借り入れた金額に利子が上乗せされた金額となるので、改めて計算してみると驚くほど多く感じられるかもしれません。

しかし、返済しなければいけない総額を申し込みの段階である程度把握しておくことは、ご自身の返済計画を立てることにも繋がります。

最終的な総返済額を把握したうえで、ご自身の返済能力に合った毎月の返済額、返済期間を設定するようにしましょう。

利用上限額

金融機関が審査によって決定した、申し込み者が借り入れることができる限度額です。
利用上限額内であれば、何度でも借り入れることが可能です。

ただし利用限度額はあくまでも「その金額までは借入れが可能な金額」であり、必ずしもその額まで借入れをしなくてはいけないわけではありません。
お金の管理があまり得意でない方は、敢えて上限額を低く設定することで利用を制限することも出来ます。

上限限度額一杯で借入れをするよりも、本当に必要な額、あるいはご自身の中での限度額で設定する方が賢明かもしれません。

利子率(借入金利)

元金に上乗せして、どれだけの利子を払うのか決定する利率です。
カードローンの利子が金融機関の収益となります。

一般的に、返済リスクの高い貸付を行う場合は利子率が高くなり、返済リスクの低い貸付を行う場合は利子率が低くなります。

また借入金利には、変動制と固定制があり、借入から完済までの社会経済、自己の返済能力を考慮して選択することが望ましいです。

利子率は返済総額に直接的に影響を与えるので、各カードローンの利子率と付随条件をしっかりチェックしましょう。

保証人・担保の必要有無

ほとんどのカードローンは、保証人・担保を不要としています。

その代わりに保証会社に保証を委託している会社もあります。
保証会社に委託している場合は、カードローン会社の審査に加えその保証会社の審査も、通過する必要があります。

また、担保を必要としている場合でも契約締結の際に担保設定がされるため、カードローン の申込を行う時点では、保証人や担保についてそれほど気にすることはないでしょう。

審査

詳細な審査基準はカードローンによってまちまちです。

カードローンの審査は、申込者の返済能力を確認するために行われるので本来は厳しく行われるはずのものですが、より多くの人に貸付を行い利息と元本回収による利益を確保するために、個人の属性情報や信用情報をスコアリングによって単純化させることで、融資スピードを上げています。

スコアリングの結果比較的返済リスクが高いと判断されても、利子率を高く設定したり、返済方法に条件をつけたりして貸し倒れを回避するための対応をしています。

まとめ

カードローンを申し込む前に、返済額や利用上限額、適用される利子率、保証人・担保の必要有無、審査について比較、検討をする必要があります。

各カードローンの特徴を知って、ご自身が納得のいくカードローンに申し込みましょう。

執筆者 三上 諒子 (みかみ・りょうこ)
ライター
所属:FPサテライト株式会社

大阪市立大学4回生の学生インターン。(2020年1月現在)
FPサテライトのインターンシップに参加したことを機に、ライターとしての活動をスタート。現在は学業に励みつつ、若年層の視点を生かした記事やメルマガを執筆。将来的には、地球のサステナビリティを推進するため、消費者行動に影響を与えるファイナンシャルプランナーを目指す。

監修者 町田 萌 (まちた・もえ)
代表取締役・ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学在学時よりFPを志し、外資系損害保険会社、eラーニング専門企業に勤務。卒業後、税理士法人勤務を経て、外資系生命保険会社出身の専務とともにFP事務所を開業。2018年4月に法人化し、FPサテライト株式会社を設立、代表取締役に就任する。
現在は、相談業務、Webメディアの執筆、セミナー講師等、幅広く活動を行なっている。また、税理士法人勤務の経験から、中小企業向けの経理業務支援なども行っている。
金融商品を取り扱わず、お客様の立場に立った中立な相談、幅広い分野からの問題解決をモットーとしている。

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