転職してすぐは、ローンの審査に通りにくい。
そんな話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
今回は、なぜ転職してすぐの借り入れが難しいのか、その理由についてご説明します。
ローン申し込みには審査がある
カードローンに申し込みをすると、カードローン会社では必ず「申込者はきちんと返済をする能力があるのか」を確認するための審査を行います。
審査される内容は「属性情報」と「信用情報」の2つがあり、それぞれ以下のような項目が審査されます。
- 属性情報
- 収入
- 勤務先と勤務年数
- 持ち家かどうか
- 信用情報
- クレジットカードやローンの利用履歴
- 他社借り入れの有無と借り入れ金額
- 返済遅延や滞納といった「事故情報」の有無
転職してすぐに申し込みをした場合、重点的に確認されるのは、このうちの「属性情報」になります。
属性情報とは?審査で確認する理由
属性情報とはずばり、申し込みを行った人の個人情報です。
ローン会社は貸付けを行った金額と、その利息を回収することで利益を確保しています。
貸付けを行った後、利用者が返済不能になると「貸し倒れ」が発生し、その件数が多くなればなるほど、ローン会社の経営を圧迫していきます。
そのリスクをできるだけ少なくするため、属性審査を行い
● 申込者にどのくらいの収入があるか
● その収入は安定しているか
を確認するのです。
「転職後すぐ」のリスク
転職してすぐの状況ですと、ローン会社には申込者が今後、継続してその勤務先に勤務するのかが判断できません。
また、入社後3ヶ月〜半年程度の試用期間を設けている会社もあり、試用期間中に問題があれば再度転職をするリスクがあります。
このように、ある程度勤続年数のある利用者より転職後すぐに申し込みしてきた利用者の方が、ローン会社にとってみればリスクが高いため、審査で落とすことが多くなるのです。
転職活動時のお金の管理は計画的に
どんなに収入が高くても「転職してすぐ」の申込者は、ローン会社にとっては「貸し倒れになるリスクが高い利用者」と判断されがちです。
そのため審査に通りにくくなり、借り入れが難しくなります。
転職活動に掛かったお金をカバーするために、転職後すぐ借り入れをしたくなることもあるかと思います。
しかし、ローン会社の審査に通りにくい状況を考えると、できるだけ節約しながら、計画的な転職活動を行う事をお勧めいたします。
監修日2023年2月13日