成人を迎え、興味の幅も広がり何かと出費がある学生時代。
やりたいことは多いのに手元にお金がない、そんな時学生がカードローンを利用することはできるのでしょうか?
カードローンの審査条件を参照しながら見ていきましょう。
カードローンを借りるための条件
カードローンを借りるためには、一定の条件を満たす必要があります。
借入先によって多少の条件の違いはありますが、年齢条件と収入条件があります。
年齢条件
多くのカードローンは満20歳以上であることを条件に掲げています。
成人年齢は18歳に引き下げられましたが、基本的には20歳にならなければカードローンの利用はできません。
例外的に18歳から申し込めるカードローンもありますが、こちらは親の同意が必要になり、扱っているのはごく限られた会社になります
収入条件
どのカードローンにも、必ず「安定した収入のある方」という条件が掲示されています。
ここで注意したいのが、ただ収入があるのではなく“安定した”収入があるということです。
つまり、どこかに勤め毎月大きな変動がなく給料を得られる状態を指しています。
アルバイトの学生はカードローンを借りられる?
学生の場合、収入といえばアルバイトがほとんどです。
ではアルバイトの場合、カードローンに申し込むことはできるのでしょうか?
イオン銀行やりそな銀行など、アルバイト収入のみでの利用は認めながらも、学生・アルバイト学生の申し込みを認めていないカードローンがある一方、学生について言及のないカードローンもあります。
つまり、アルバイト学生であっても安定して勤務を続けていれば、カードローン会社によっては申し込める可能性があるのです。
ただし、シフトをなるべく固定化して毎月の給与が一定になるようにする、長く勤続するなど、アルバイトでも安定といえる収入を得ることが必要条件です。
現在では、コロナの影響もあり学生のアルバイトは厳しい状態にあります。かなり回復してきているとはいえ、学生が多く働く飲食店は、コロナ前に比べればまだまだといえるでしょう。安定した収入を得るのは難しい状況であることは頭に入れておいたほうがよさそうです。
全国大学生共同組合連合会による第57回学生生活実態調査の概要報告(2022年3月1日)によると、半年間のアルバイト収入の平均が263,000円、月収にして約43,800円となっています。昨年よりは増加していますが、コロナ前には及ばないようです。
このように、フルタイムに比べれば圧倒的に少ない額となりますが、審査では収入の合計額よりは収入の継続性が重要になってきます。継続してアルバイトをすることで、借入れの条件を満たすこともできそうです。
申込前に借入診断をしよう
カードローンのホームページでは、ほとんどの場合借入診断ができます。
簡易的なものでその結果が絶対ではありませんが、自分が借入れできる可能性があるのかを知るためにも、試してみましょう。また、返済シミュレーションなどができるサイトもあるので、そちらも試してみましょう。
利用には注意が必要
学生でもカードローンを利用できる可能性があります。
ただし借入可能額は少なく金利が高めのため、収入の少ない学生にとっては大きな負担となり得るので、利用には注意が必要です。
利用する際はよく考えた上で、借金であることを忘れないようにしましょう。
監修日2023年2月13日