気づいたら「申込みブラック」に!?ポイントサイトでのカードローン案件の注意点

気づいたら「申込みブラック」に!?ポイントサイトでのカードローン案件の注意点

スキマ時間を利用しながら、ポイントサイトでお小遣い稼ぎをしている方も多いのではないでしょうか。
ポイントサイトのカードローン案件は、ポイントが多く獲得できることもあり、短期間に複数の申込みをしてしまう方もいるでしょう。

しかしポイント獲得目的で複数のカードローン申込みを行うと、「申込みブラック」になるリスクが高まります。
今回は、ポイントサイトでのカードローン案件に潜む、「申込みブラック」について解説します。

複数のカードローン申込みにはリスクがある

各ポイントサイトでは、大手銀行カードローンや消費者金融業者まで、カードローン案件を幅広く扱っています。加えて、他の案件よりも多くのポイント獲得ができるため、利用者はつい軽い気持ちで「申込みをしてみよう」という心理になるのも当然でしょう。

「申し込みブラック」状態に

カードローン会社に申込みをすると、信用情報機関に申込みの事実が記録されます。

申込みを受けたカードローン会社は、信用情報機関の記録を照会し審査を行いますが、複数の申込みを短期間に行っていると「お金に困っているのではないか」「貸し倒れリスクが高いのではないか」と判断され、審査に通りにくくなります。
この状態を「申込みブラック」と呼びます。

クレジットカードの申込みにも注意

クレジットカードの申込みについても、カードローンと同じく信用情報機関に記録されるため、複数の申込みは「申込みブラック」となることを覚えておきましょう。

「申し込みブラック」の影響

「申込みブラック」状態に陥ったとしても、「カードローン自体は利用しないので影響はないのでは?」と考える方も少なくはありません。 またポイントさえ獲得できれば、カードローンはすぐに解約できると考えている方もいるでしょう。

しかし、ポイント獲得目的でカードローンやクレジットカードに複数申込みをしたり、契約直後の解約を繰り返していると、本当に必要なときにローンが組めない可能性が高くなります。
マイホームや新車の購入を考えたとき、残念ながらローン審査が通らずに、家族の夢をあきらめることになるかもしれません。

ポイントサイトをうまく利用しよう

複数社へのカードローン申込みについてのリスクをしっかりと把握し、ポイント獲得目的だけの申込みはやめましょう。
ポイントはあくまでも「おまけ」です。

カードローンを利用する必要性をきちんと考えた上で、おまけとしてポイントを獲得することが、ポイントサイトを上手に利用するコツとなるでしょう。

カードローンのWeb完結は本当に便利なの?メリット・デメリットを解説

カードローンのWeb完結は本当に便利なの?メリット・デメリットを解説

カードローンの契約方法の一つに「Web完結」での申し込み、契約があります。
申込みから借入、返済までをパソコンやスマートフォンから行うことができる便利なサービスです。

今回は、自宅にいながら手軽に借入ができる「Web完結」のメリット・デメリットを解説します。

「Web完結」と「Web申込み」の違い

カードローンのWeb受付には、「Web完結」と「Web申込み」の2種類があります。

「Web完結」は、店舗やATMに足を運ぶ必要がなく、申込み・審査・契約・借入れ・返済までを Web上で行えるサービスです。

「Web申込み」は、 Web上で申込みができますが、契約は店舗やローン契約機で行う必要があります。契約しなければ借入れをすることができません。

Web完結の4つのメリット

Web完結のメリットとは、具体的にどのようなものでしょうか。

(1)時間や場所を選ばない

24時間受付可能なカードローン会社もあり、自宅や好きな場所に居ながら、パソコンやスマートフォンで手軽に利用ができます。
短時間で借入ができ、即日融資ができるカードローン会社もあります。ただし銀行カードローンでは、2018年1月より金融庁からの指導で、即日融資の自主規制を行っていることを覚えておきましょう。

(2)必要書類は画像で送付ができる

申込みに必要な書類は、スマートフォンのカメラで撮影した画像をメールに添付したり、専用フォームでアップロードして提出します。
従来のように印刷して郵送する必要がなく、手間がかかりません。

(3)周囲の目を気にせず利用ができる

Web完結を提供しているカードローン会社の多くでは、 Web上で契約書の控えの閲覧ができます。

「カードレス」サービスを行っているカードローン会社もあり、契約書の控えやローンカードが自宅に郵送されないことで、家族や周囲の目を気にせず利用ができます。
ただし、銀行カードローンでは、契約書の控えは必ず自宅に郵送されることを覚えておきましょう。

また、カードローン審査時に必要な勤務先への在籍確認も、Web完結なら不要な場合があります。

(4)インターネットバンキングで借入、返済ができる

Web完結では、店舗やATMに足を運ばずにインターネットバンキングで借入や返済ができます。また、銀行口座に振込された借入金は、銀行のキャッシュカードでも引き出しができるので、周囲の目を気にする必要がありません。

Web完結の2つのデメリット

反面、Web完結のデメリットとは具体的にどのようなものでしょうか。

(1)返済能力以上の借入リスクが生じる

Web完結は、その手軽さからつい借入れをしすぎてしまうリスクがあります。予想以上の借入額となり、返済不可能とならないによう注意が必要です。

(2)契約のタイミングによっては即日借入ができない

24時間対応のカードローン会社でも、申込み時間や申込み内容によっては、即日融資を受けられないケースもあります。
急な借入が必要になったときは、 申込み前に各カードローン会社のホームページで正しい情報を確認しておきましょう。

Web完結の特徴を理解して利用しよう

Web完結のカードローンは、その便利さゆえに「借金」という意識が薄くなる傾向にあります。
返済能力以上の借入を行わないよう注意し、計画的な返済を心がけることが「Web完結」の利便性を、上手に活用できるポイントとなるでしょう。

執筆日2023年2月14日
監修日2023年2月20日

カードローンを申し込む際に確認、注意すべきポイント

カードローンを申し込む際に確認、注意すべきポイント

カードローンを借りる場合、カードローン会社があらかじめ決めている条件や要件を満たしている必要があります。
いざカードローンを申し込もうとした時、真っ先に確認しておきたいポイントについて説明します。

カードローン申し込みの条件

まず、何をおいても確認すべきポイントは「申し込みの条件」です。
主に以下の項目になります。

年齢と収入

学生専用のカードローンを除き、多くのカードローン会社では二十歳以上が申し込みの条件になっています。
学生であっても二十歳を超えていて、定期的な収入があれば申し込み可能です。

また年齢の上限についてはローン会社によってまちまちですが、安定した収入が見込める年齢である七十歳くらいまでを目安としている会社が多いようです。

身分証明書

カードローンの契約には、身分を証明する公的証明書の提出が必須となっています。
公的証明書とは、例えばパスポートや運転免許証(運転経歴証明書)、各種健康保険証、住民基本台帳カード、マイナンバーカードなどが該当します。

保険証など顔写真付きでないものの場合、別途住民票や公共料金の領収書などの提出が必要となるようです。

保証人

カードローンは個人向けの小口融資であるため、保証人や担保は不要です。
ただし学生や専業主婦が契約をする場合、保護者や配偶者の同意書を提出するよう案内されるケースがあります。

お金の現状について把握しておく

実際に申し込みを行う場合には、ご自身の「お金」の現状を把握しておくことが、審査をクリアするためにも大切になります。

他社からの借入件数、金額を把握

すでに組んでいる無担保ローンがある場合には、その件数と金額を申込書に記入する必要があります。
また、消費者金融業者に申し込む場合は、その借入れ希望金額も含め年収の1/3以下に収まっている必要があります。

住宅ローンや自動車ローン以外で、分割払いやキャッシングなどの利用がある場合には、申込前にその件数と金額を正確に把握しておきましょう。

この情報は信用情報機関で確認出来るため、虚偽や間違いはすぐに判明します。この自己申告の数字と信用情報で得た数字に大きな違いがあると信頼を得られず、審査に通ることが出来なくなってしまいます。

希望額は必要最低限に

借入希望額を自分の収入に見合わない過分な額にしてしまうと、それだけ審査に通りにくくなってしまいます。
希望額によっては、収入証明書が必要になることもあります。

審査に確実に通るためには、必要最低限かつ返済可能な金額を記入するようにしましょう。

過去の支払い遅延、滞納情報の有無

過去にローンの支払い遅延や滞納した事実があると、審査に落ちる可能性が高くなります。
携帯料金やクレジット代金の遅延・滞納も審査対象となるので、不安がある場合は信用情報機関に確認しておきましょう。

以上の項目に留意し、利用規約をきちんと確認した上で、ローンの申込みを行いましょう。

執筆日2023年2月14日
監修日2023年2月20日

これだけは知っておこう!返済から考えるカードローンの比較ポイント

これだけは知っておこう!返済から考えるカードローンの比較ポイント

カードローンを提供する金融機関は主に、銀行系、信販系、消費者金融に大別されます。
どの金融機関であってもカードローンを申し込んで審査に通れば、お金を借りることができます。

しかし、借りたお金は責任を持って返済していかなければなりません。
今回は、返済のことを考慮しながら申し込み時に注意すべきポイントをご紹介します。

返済額

返済額には、毎月返済のために支払うお金の他に、完済までに支払う総返済額の2つがあります。

総返済額は、カードローン申し込み時に借り入れた金額に利子が上乗せされた金額となるので、改めて計算してみると驚くほど多く感じられるかもしれません。

しかし、返済しなければいけない総額を申し込みの段階である程度把握しておけば、ご自身の返済計画を立てることにも繋がります。

最終的な総返済額を把握したうえで、ご自身の返済能力に合った毎月の返済額、返済期間を設定するようにしましょう。

利用上限額

金融機関が審査によって決定した、申し込み者が借り入れることができる限度額です。
利用上限額内であれば、何度でも借り入れることが可能です。

ただし利用限度額はあくまでも「その金額までは借入れが可能な金額」であり、必ずしもその額まで借入れをしなくてはいけないわけではありません。
お金の管理があまり得意でない方は、敢えて上限額を低く設定することで利用を制限することも出来ます。

上限限度額一杯で借入れをするよりも、本当に必要な額、あるいはご自身の中での限度額で設定する方が賢明かもしれません。

利子率(借入金利)

元金に上乗せして、どれだけの利子を払うのか決定する利率です。
カードローンの利子が金融機関の収益となります。

一般的に、返済リスクの高い貸付を行う場合は利子率が高くなり、返済リスクの低い貸付を行う場合は利子率が低くなります。

また借入金利には、変動制と固定制があり、借入から完済までの社会経済、自己の返済能力を考慮して選択することが望ましいです。

利子率は返済総額に直接的に影響を与えるので、各カードローンの利子率と付随条件をしっかりチェックしましょう。

保証人・担保の必要有無

ほとんどのカードローンは、保証人・担保を不要としています。
カードローン の申込を行う時点では、保証人や担保についてそれほど気にすることはないでしょう。

その代わりに保証会社に保証を委託している会社もあります。
保証会社に委託している場合は、カードローン会社の審査に加えその保証会社の審査も、通過する必要があります。

審査

詳細な審査基準はカードローンによってまちまちですが、カードローンには欠かせないものなので、基本知識をおさえておきましょう。

カードローンの審査は、申込者の返済能力を確認するために行われるので本来は厳しく行われるはずのものですが、より多くの人に貸付を行い利息と元本回収による利益を確保するために、個人の属性情報や信用情報をスコアリングによって単純化させることで、融資スピードを上げています。

スコアリングの結果比較的返済リスクが高いと判断されても、利子率を高く設定したり、返済方法に条件をつけたりして貸し倒れを回避するための対応をしています。

計画を立ててから申し込もう

カードローンを申し込む前に、返済額や利用上限額、適用される利子率、保証人・担保の必要有無、審査について比較、検討をする必要があります。

各カードローンの特徴を知って、ご自身が納得のいくカードローンに申し込みましょう。

執筆日2023年2月13日
監修日2023年2月13日

海外でお金が必要になった時、カードローンは使えるの?

海外でお金が必要になった時、カードローンは使えるの?

急な出費の際に利用することができるカードローン。急な出費が生じるのは日本国内のみならず、海外でも起こり得ます。
ネットで申し込みができるカードローンは、海外からも申し込みができるのでしょうか?

海外からの申し込み

結論から言うと、海外からカードローンを申し込むことは難しいと言えます。
なぜならば、多くのカードローンが日本国内に居住していることを条件にしているからです。

海外旅行なら日本に住所があるのだから申し込めるのでは?と考えたくなりますが、そもそもカードローン専用のカードでは、海外でお金を引き出すことができません。
万が一ネットで申し込みを進められたとしても、お金を引き出す手段がないのです。

日本で申し込みをして借り入れたお金を海外で個人利用の目的で使うことはできるので、海外旅行の資金をカードローンで準備しようとしている方はあらかじめ申し込み、借入れをしておく必要があります。

海外でお金を引き出す別の方法は?

海外でお金を借りる方法はいくつかあります。
代表的な方法として、クレジットカードによる海外キャッシングと国際キャッシュカードの2つが挙げられます。
どちらの方法も、海外のATMを利用して現地通貨を調達するのですが、調達先、手数料、返済時の日本円換算方法などに違いがあります。

海外キャッシング

海外のATMからキャッシング機能を利用して、現地通貨を借り入れるサービスです。
借入のため返済時に利息がつくこととATM利用手数料がかかります。
メリットは手数料が安いこと、事前に資金の準備がなくても大丈夫であることです。デメリットとしてはキャッシングの金利が高いため、長期間返済をしないと高額の利息がかかり、場合によっては金融事故として信用情報に記録されます。

国際キャッシュカード

日本の銀行の口座から、日本円をその時点の為替レートで現地通貨に換算し、普段のキャッシュカードを利用して現地通貨を引き出すサービスです。
ATM手数料、為替手数料、海外事務手数料などがかかります。

メリットは日本の口座預金を使えることでしょう。デメリットとしては預金以上は引き出せないことです。
また近年国際キャッシュカードを廃止する銀行も多くなってきており、利用できる銀行が限られてきています。

国際キャッシュカードに代わって近年、使われ始めたのが国際デビットカードです。仕組みは国際キャッシュカードと似ており、利用した時に即日本の口座から引き落とされます。

利用する場合は慎重に

海外でお金が必要となった場合の資金調達方法について、ご説明してきました。
海外キャッシングも国際キャッシュカードも、いざという時には有効な手段ではありますが、ATM手数料の他、為替手数料や海外事務手数料、借入れ金に対する利息など、使った金額以上のお金が必要となります。

こういった手段は最終手段を考え、安易に利用しすぎないようにしましょう。また、利用した場合は早めの返済を心がけ、負担を減らせるようにしましょう。

執筆日2023年2月14日
監修日2023年2月14日

年齢制限を知って、カードローンを上手に利用しよう

年齢制限を知って、カードローンを上手に利用しよう

人生100年時代を見据え、セカンドライフを充実させたいと思ったときに気になるのは
やはり「お金」です。

息子夫婦と一緒に旅行に行くことになった、突然のケガや病気で治療が必要になった等、急にまとまったお金が必要になったが手持ちに余裕がない。

そんな時に便利なのが「カードローン」です。

あらかじめ決められた利用限度額の範囲なら、いつでも何回でも利用でき使い道が自由なのが特徴ですが、シニア世代が利用する場合、気をつけなければならないことがあります。

カードローンの年齢制限は何歳?

カードローンは何歳でも利用出来るわけではありません。

ローン会社によりますが、利用条件の下限は18歳以上、上限は概ね65歳前後〜70歳前後
としているところが多いようです。

2022年4月より成年年齢が20歳から18歳に引き下がったため、一部のカードローンでは18歳・19歳でも利用できるようになりました(ただし、一部の銀行カードローンなどでは成年年齢引き下げ後も、申し込みは20歳以上から可能としているところもあります)。

民法で法定代理人(主に両親)の同意を得ないで契約できるのが18歳以上と決められており、未成年者がカードローン会社と契約しても、原則その取消は可能です。

つまり、カードローン会社は未成年者と契約した場合、貸したお金が返ってこないというリスクを背負うことになるのです。

対して、年齢の上限はカードローン会社が独自に決めており、厳しいところでは
60歳まで、高いところでは70歳まで利用可能となっているところもあります。

どうして年齢制限に上限があるの?

理由の一つは、定年退職などで「安定した収入」が見込めなくなるからでしょう。

多くのカードローン会社では、「安定収入があること」が利用条件にあげられるように、
借りたお金をきちんと返せる能力があるのかどうかを何よりも重視しています。

また、カードローンの返済は長期にわたるので、年齢を鑑みてずっと返済を続けていくのは難しいと考えられるのも一つの要因でしょう。

「年金収入」は安定した収入に入らない?

カードローンを利用したいシニアの方が「年金収入のみ」では、各カードローン会社の定める安定した収入の条件に当てはまらないことが多いようです。
(一部、年金のみでも契約可能なカードローン会社もあります)

もし働くことができる状況であれば、アルバイトやパートなどで収入を得ることを検討してみるのもいいかもしれません。

年齢制限に達したらどうなるの?

いくつかのカードローン会社に確認したところ、上限年齢に達した時点で借り入れはできなくなり、その後は返済のみの契約になるという回答でした。

ただ上限に達しても、定期的な更新で契約の見直しはあるが、継続して借り入れは可能
という会社もあったので、気になる方は直接確認されることをおすすめします。

収入などを考慮しながら検討しよう

カードローンはとても便利ですが、とくにシニア世代の方は年齢制限やご自身の収入を踏まえ、返済計画を立てた上で利用することが大切です。

カードローンを上手に取り入れて充実したセカンドライフをおくってくださいね。

執筆日2023年2月10日
監修日2023年2月13日

転職してすぐの借り入れはむずかしい?属性情報審査について知っておこう

転職してすぐの借入れはむずかしい?属性情報審査について知っておこう

転職してすぐは、ローンの審査に通りにくい。
そんな話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

今回は、なぜ転職してすぐの借り入れが難しいのか、その理由についてご説明します。

ローン申し込みには審査がある

カードローンに申し込みをすると、カードローン会社では必ず「申込者はきちんと返済をする能力があるのか」を確認するための審査を行います。

審査される内容は「属性情報」と「信用情報」の2つがあり、それぞれ以下のような項目が審査されます。

  • 属性情報
    • 収入
    • 勤務先と勤務年数
    • 持ち家かどうか
  • 信用情報
    • クレジットカードやローンの利用履歴
    • 他社借り入れの有無と借り入れ金額
    • 返済遅延や滞納といった「事故情報」の有無

転職してすぐに申し込みをした場合、重点的に確認されるのは、このうちの「属性情報」になります。

属性情報とは?審査で確認する理由

属性情報とはずばり、申し込みを行った人の個人情報です。

ローン会社は貸付けを行った金額と、その利息を回収することで利益を確保しています。
貸付けを行った後、利用者が返済不能になると「貸し倒れ」が発生し、その件数が多くなればなるほど、ローン会社の経営を圧迫していきます。

そのリスクをできるだけ少なくするため、属性審査を行い
● 申込者にどのくらいの収入があるか
● その収入は安定しているか
を確認するのです。

「転職後すぐ」のリスク

転職してすぐの状況ですと、ローン会社には申込者が今後、継続してその勤務先に勤務するのかが判断できません。
また、入社後3ヶ月〜半年程度の試用期間を設けている会社もあり、試用期間中に問題があれば再度転職をするリスクがあります。

このように、ある程度勤続年数のある利用者より転職後すぐに申し込みしてきた利用者の方が、ローン会社にとってみればリスクが高いため、審査で落とすことが多くなるのです。

転職活動時のお金の管理は計画的に

どんなに収入が高くても「転職してすぐ」の申込者は、ローン会社にとっては「貸し倒れになるリスクが高い利用者」と判断されがちです。
そのため審査に通りにくくなり、借り入れが難しくなります。

転職活動に掛かったお金をカバーするために、転職後すぐ借り入れをしたくなることもあるかと思います。
しかし、ローン会社の審査に通りにくい状況を考えると、できるだけ節約しながら、計画的な転職活動を行う事をお勧めいたします。

執筆日2023年2月10日
監修日2023年2月13日

カードローンの申込み時には何が必要?消費者金融2社の持ち物を調べてみた

カードローンの申込み時には何が必要?消費者金融2社の持ち物を調べてみた

カードローンを利用する時、申込みにはなにが必要になるのでしょうか。
いざ申込みする時になって「これがやはり必要だった」と再度足を運んだりするのは、大変面倒なことです。

そのような二度手間にならないように、申し込みに必要なものについて2社の具体例をあげて確認してみましょう。

申込みに必要なもの

実際に申込みにおいて必要なものを調べてみました。

A社

まず、本人確認書類が必要です。具体的には運転免許証(運転軽歴証明書)、運転免許証の交付を受けていない場合は顔写真のついた個人番号カードやパスポート等、もしくは健康保険証+発行日から6ヶ月以内の住民票または領収日から6ヶ月以内の公共料金領収証または納税証明書が挙げられています。

また、借入額が50万以上または他社を含めた借入総額が100万円超の場合は収入証明書類も必要になります。最新の源泉徴収票か確定申告書、直近2ヶ月の給与明細書+賞与がある場合は直近1年分の賞与明細書、最新の市民税、県民税額決定通知書や所得証明書のいずれかを用意する必要があるようです。

B社

B社も本人確認書類が必要です。
運転免許証、パスポート、来店による手続きの場合のみ健康保険証+住民票も可能となっています。

借入額が50万以上または希望の借入額と他社での利用額が合計100万円超の場合に収入証明書類が必要になる点もA社と一致しています。
最新の源泉徴収票か確定申告書、直近2ヶ月分の給与明細書+賞与があれば1年分の賞与明細書が挙げられていました。

本人確認書類と収入証明書類について

2社を比較してみると、本人確認書類と収入証明書類(借入額が50万以上または今回の借入希望額と他社での借入合計が100万円超の場合)が必要というのは同じでした。しかし、その中で指定される提出書類が少し違うことが分かります。

カードローン会社を選ぶ際に、申込み書類を確認してから、ご自身が揃えやすい書類を選択できる会社を選ぶのもいいかもしれませんね。

事前に必要書類の確認を

カードのキャッシングを申込みしたいと思っても、上記の書類をすぐに揃えることは難しい場合もあるでしょう。
カード会社のキャッシングを備えとして持っていれば、コンビニ等ですぐに必要なお金を手にすることができますが、借入せずとも持っているだけで借入枠を利用している扱いとなります。また、利用するとその時点から利息が発生してしまいます。カードのキャッシングを検討している場合は、申込み書類を事前に調べておくことで、緊急のときにも焦らず申込みができます。返済計画以外にもこういった事前準備も入念に行いましょう。

執筆日2023年2月10日
監修日2023年2月13日

高額の借入れをしたい!収入証明書の提出はなぜ必要?

収入証明書の提出はなぜ必要?

高額借入れのためにカードローンを申込みする際に、提出が必要となる「収入証明書」。
今回は、収入証明書とは何か、なぜ提出が必要なのかについて解説します。

収入証明書とは

収入証明書とは、その名の通り自分の収入を証明できる書類の総称になります。
代表的なものは以下になります。

・源泉徴収票
・給与明細書
・確定申告書・青色申告決算書の控え
・所得(課税)証明書
・納税通知書(市民税・県民税額決定通知書)

どこの貸金業者でも、申込者の条件に「安定かつ継続した収入の見込める方」を挙げています。安定した収入がなければ、お金を貸しても戻ってこない可能性が高くなるからです。

そのため、一定額以上の借入れを希望する申込者に対しては、その人の返済能力をある程度把握する目的で、収入証明書の提出を求めています。

収入証明書の提出が必要なケース

貸金業法では、以下のいずれかのケースに該当する場合、収入証明書による年収確認が義務付けられています。

・1社での利用限度額が50万円を超える場合
・申込先と他社からの借入合計額が100万円を超える場合

また、上記に該当していなくても収入証明書の提出が求められるケースもあります。

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合、返済能力を調査することが義務づけられています。そのため、過去に提出した収入証明書類が、提出後3年以上経過している場合や、賃金業者が信用が低いと判断した場合には、収入証明書の提出を求められる可能性があります。

収入証明書の偽造・改ざんは厳禁!

賃金業者に収入証明書の提出を求められたが、実際の年収が少なくて融資が受けられない場合に「収入証明書の内容を書き換えれば審査に通るかも?」と思うことがあるかもしれません。ですが、たとえ自分の収入に関する書類だといっても、収入証明書を偽造すると偽造私文書等行使の罪や詐欺罪に問われ、刑法で裁かれることになります。

カードローンの申込の際にも、収入証明書の偽造や改ざんなどは審査で見抜かれますので、絶対にしないでください。

借入の際は収入証明書を準備しておこう

収入証明書の提出は、基本的には高額の借入れを行う場合に求められますが、不要になる条件をクリアしていても、状況によっては提出が必要になります。

スムーズに申込みを完了させたい場合は、事前に収入証明書を準備しておいた方が良いでしょう。

執筆日2023年1月27日
監修日2023年1月31日

カードローンの申込みは誰でもできる?

カードローンの申込みは誰でもできる?

カードローンの申込を考えた場合、まず自分が申込み可能か気になりますよね。
今回は、カードローンに申込みができる人の条件と審査結果について解説します。

カードローンの申込みができる人

カードローンは、基本的に収入がないと返済ができないため「安定かつ継続した収入の見込める方」が申込み可能です。例外的に、収入のない専業主婦は配偶者に安定した収入がある場合「配偶者貸付契約」として、配偶者と併せた年収3分の1までの借入が認められます。

「配偶者貸付契約」を利用するには、配偶者の同意書・収入証明書・婚姻関係証明書など書類の提出が必要になります。(必要書類は貸金業者により異なります。)

申込みの条件

「安定かつ継続した収入の見込める方」以外にも、カードローンを申込むには以下のような条件があります。

・契約時の年齢が満20歳以上70歳以下(上限年齢はカードローンによって異なります。)
・一定水準以上の返済能力があること
・銀行以外の他社借入金額も合わせて、全体で年収の3分の1までの借入金額に収まること

成人年齢の引き下げにより、18歳になればローン契約やクレジットカードの作成が可能になりました。しかしカードローンについては、銀行はこれまで通り20歳以上でなければ利用できません。消費者金融については、18、19歳の場合は必ず収入証明書の提出が求められます。ただし高校生の利用はできません。

詐称は厳禁!

申込の条件に当てはまらない場合、無理に借りようと年齢や収入、勤務先などを詐称することは絶対にやめましょう。提出書類や職場への在籍確認、信用情報の照会などで詐称が発覚します。

審査に通らなかった場合

申込みをした結果、審査に通らない場合もあります。その場合は、他社に急いで申込みをするのではなく一度冷静になり、本当に必要な借り入れなのかを考えてみましょう。

審査に通らない原因

審査に通らない原因のうち、代表的なものとしては以下になります。

・安定した収入がない
・申込条件をすべて満たしていない
・短期間に複数社のカードローンに申込みをした
・年収の3分の1以上の借入がある
・過去の返済トラブル

過去の返済トラブルでは、クレジットカード(ショッピング枠・キャッシング枠)の返済遅延だけでなく、携帯電話本体の割賦払いや奨学金の返済遅延も対象となり、個人信用情報機関に保管されます。

ご自身の信用情報を確認したい場合は、以下の3社で情報開示を申請し確認してみましょう。

・割賦販売法・貸金業法指定信用機関のCIC
・株式会社日本信用情報機構(JICC)
・一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター

申し込み前には確認を

カードローンには各社申込みの条件があります。申込みをする前に、まずは自分が条件をクリアしているかどうか、基本的なところを確認してから行動しましょう。

執筆日2023年1月31日
監修日2023年2月6日