第 23 回

カードローンのリボルビング払いも様々な種類がある?リボ払いの仕組み

阿部倉 弘子

カードローンのリボルビング払いも様々な種類がある?リボ払いの仕組み

カードローンの返済方法の中に「リボルビング払い」という返済方法があります。

一口にリボルビング払いといっても「残高スライドリボルビング返済」や「定率リボルビング形式」など、様々な名称がありますが、一体どのような違いがあるのでしょうか。

今回は「カードローンのリボルビング払い」についてまとめました。

リボルビング払いとは

リボルビング払いとは、一般的に「リボ払い」とも呼ばれる「毎月定額または残高の定率を支払う方法」で、クレジットカードの支払い方法などでもよく使われています。
参考:知るぽると  データ資料室 › リボルビング払いとは

リボルビング払いの3つの要素

リボルビング払いの3つの要素は以下の通りです。

元金方式と元利方式

毎月一定の返済額に利息が含まれるか含まれないかの違いです。
元金方式の場合は利息は含まれず、元利方式は利息を含みます。

(例)
「リボ払いで毎月1万円を返済」する場合の返済額
・元金方式:1万円+利息(月々の支払い額は変動する)
・元利方式:1万円(利息が含まれており、月々の支払い額は一定)

一般的に、元金方式の方が「毎月の負担は増えますが元金の減りが早く」、元利方式は「毎月の負担は少ないですが、元金の減りは遅く」なります。

定額方式と定率方式

「定額返済」とは毎月一定額を支払う方式です。「定率返済」は、残高に対してあらかじめ設定された割合で支払います。

(例)
・定額返済:毎月1万円ずつ返済
・定率返済:毎月定率3%ずつ返済 例)借入残高30万の場合 30万円×3%=9,000円を返済

残高スライド方式

借り入れ残高に応じて月々の返済額(定率返済の場合は割合)が変動する方式です。

(例)
・借入残高が10万円未満の場合、返済額1万円
・借入残高が10万円以上〜20万円未満の場合、返済額2万円

これら3つの要素が「定額+残高スライド」や「元利+定率+残高スライド」などのように
組み合わさって、様々なリボルビング払いが出来上がるのです。

残高スライド元利定額リボルビング方式

カードローンで多く使われているのが、この「残高スライド元利定額リボルビング方式」のようです。

ただ、カードローン各社の返済方式の名称は様々です。「元金」や「元利」などの文言が
入っていない場合もあり、一見ではわからないこともあります。

また、名称には「定額」と記載があっても、実際には「定率方式」のような仕組みになっている場合もありますので、返済方法をチェックする際は名称だけではなく、内容まできちんと確認するようにしましょう。

リボルビング払いは返済方法を確認してから利用を

リボルビング払いには、毎月の支払い額が一定なので「家計の管理がしやすく返済計画を立てやすい」というメリットがあります。

一方で、お金を使っているという意識が少なく、いつのまにか借入金が増えてしまったり、返済方式によってはなかなか元金が減らず、返済期間が長くなるというデメリットもあります。

カードローンを利用する際には、返済方法をきちんと理解し、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。

執筆日2023年1月30日
監修日2023年2月9日
執筆者 阿部倉 弘子 (あべくら・ひろこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学卒業後、数年フリーターを経験。その後IT企業へ就職し、システム運用業務に従事。IT企業への就職と同時に始めた一人暮らしで、思い通りに貯蓄が増やせないことに悩んでいた時にFPについて知る。
その後、自身の保険相談や資産運用の相談を通じて、FPの持つ可能性と奥深さに興味を持ち2級FP技能士を取得する。2019年5月AFP認定。現在はIT企業に勤務する傍ら、どんな状況でもお金に振り回されない人生を歩むためのガイド役となるべく活動している。

監修者 坪谷 亮 (つぼや・たすく)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。

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