人生100年時代を見据え、セカンドライフを充実させたいと思ったときに気になるのは
やはり「お金」です。
息子夫婦と一緒に旅行に行くことになった、突然のケガや病気で治療が必要になった等、急にまとまったお金が必要になったが手持ちに余裕がない。
そんな時に便利なのが「カードローン」です。
あらかじめ決められた利用限度額の範囲なら、いつでも何回でも利用でき使い道が自由なのが特徴ですが、シニア世代が利用する場合、気をつけなければならないことがあります。
カードローンの年齢制限は何歳?
カードローンは何歳でも利用出来るわけではありません。
ローン会社によりますが、利用条件の下限は18歳以上、上限は概ね65歳前後〜70歳前後
としているところが多いようです。
2022年4月より成年年齢が20歳から18歳に引き下がったため、一部のカードローンでは18歳・19歳でも利用できるようになりました(ただし、一部の銀行カードローンなどでは成年年齢引き下げ後も、申し込みは20歳以上から可能としているところもあります)。
民法で法定代理人(主に両親)の同意を得ないで契約できるのが18歳以上と決められており、未成年者がカードローン会社と契約しても、原則その取消は可能です。
つまり、カードローン会社は未成年者と契約した場合、貸したお金が返ってこないというリスクを背負うことになるのです。
対して、年齢の上限はカードローン会社が独自に決めており、厳しいところでは
60歳まで、高いところでは70歳まで利用可能となっているところもあります。
どうして年齢制限に上限があるの?
理由の一つは、定年退職などで「安定した収入」が見込めなくなるからでしょう。
多くのカードローン会社では、「安定収入があること」が利用条件にあげられるように、
借りたお金をきちんと返せる能力があるのかどうかを何よりも重視しています。
また、カードローンの返済は長期にわたるので、年齢を鑑みてずっと返済を続けていくのは難しいと考えられるのも一つの要因でしょう。
「年金収入」は安定した収入に入らない?
カードローンを利用したいシニアの方が「年金収入のみ」では、各カードローン会社の定める安定した収入の条件に当てはまらないことが多いようです。
(一部、年金のみでも契約可能なカードローン会社もあります)
もし働くことができる状況であれば、アルバイトやパートなどで収入を得ることを検討してみるのもいいかもしれません。
年齢制限に達したらどうなるの?
いくつかのカードローン会社に確認したところ、上限年齢に達した時点で借り入れはできなくなり、その後は返済のみの契約になるという回答でした。
ただ上限に達しても、定期的な更新で契約の見直しはあるが、継続して借り入れは可能
という会社もあったので、気になる方は直接確認されることをおすすめします。
収入などを考慮しながら検討しよう
カードローンはとても便利ですが、とくにシニア世代の方は年齢制限やご自身の収入を踏まえ、返済計画を立てた上で利用することが大切です。
カードローンを上手に取り入れて充実したセカンドライフをおくってくださいね。
監修日2023年2月13日