カードローンの返済方法
各カードローン会社では、どのような返済方法を採用しているのでしょうか。
残高スライド元利定額リボルビング方式
残高スライド元利定額リボルビング方式とは、毎月の返済額が借入残高によって変動(スライド)する返済方式です。
例えば、残高50万円以上では金利(年)10%、40万円以上50万円未満では金利(年)7.5%と、返済額が段階的に変動することで返済負担を減らすことができます。
一見利用しやすいように思えますが、返済額からの元金充当額が減少するので、元金がなかなか減りません。
借入残高が減少したときは、毎月の返済に加えて任意の金額を支払える「随時返済」をすることで、元金を効果的に減らすことができます。
元利定額リボルビング方式
元利定額リボルビング方式とは、毎月の返済額が一定の返済方式です。返済額は一定額に固定されますが、利息分と元金返済分の内訳は毎月変動します。毎月一定額のため、無理なく返済できるメリットがある反面、返済が長期化することで利息が増加するデメリットがあります。
利息を抑えたい場合は、毎月の返済額を増額することが有効です。
元金定率リボルビング方式
元金定率リボルビング方式とは、借入残高に対する割合を固定して支払いをする方法です。
「固定の支払額+利息分」により、返済額は毎月変動します。固定の支払額は元金に充当され、残高に応じた利息を上乗せされますが、借入残高に対して定率が低い場合は、元金はなかなか減りません。
また、定率リボリビング方式は、毎月の返済額が「借入金×一定の割合(〇%)」で算出されるため、理論上は永遠に返済が終わりません。従って、随時返済や一括返済をする必要があることを理解しておきましょう。